【使用レビュー】シャッター音が心地よい富士フイルム X-H1

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今回は2018年3月発売のFujifilm X-H1の使用レビューです。すでに後継機のX-H2が出てますが、あちらはまだ高くて買えません(涙)。。。
それはさておき、旧型となってしまったX-H1だって、風景やスナップ撮影で使うなら今も十分な性能があり、まだまだ魅力あるカメラです。

そもそも、なぜX-H1を購入したのかというと、手ぶれ補正がついているカメラが欲しかったという単純な理由でした。当初、X-T4と迷ったんですが、せっかくなら、フェザータッチシャッターも使ってみたかったので、2023年1月にX-T2からX-H1に機種を入れ替えました。この記事を書いているのが2023年12月なので、一年目の使用レビューになりますね。

タカマル
タカマル

さっそく使用レビューをどうぞご覧ください

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ここがお気に入り

フェザータッチシャッターがいい

X-H1といえば、フェザータッチシャッターが特徴の一つですね。

x-h1-shatter

軽いタッチでシャッターが切れるのは購入前にわかっていて、好評価もあれば、半押しが分かりにくいとか押した感触がないとかの評価もあり、発売当時は賛否両論だったような気がしています。

じゃあ、実際使ってみたらどうだったんだ?となりますよね。そう、使ってみた感想はフェザータッチシャッター最高!です。

軽く押すだけでシャッターが切れるので、撮影時のブレを減少することが出来ますし、何よりシャッターがとても静かで優しい音なのが気に入っています。
シャッターを切ったときの音や振動って、「写真を撮ってるぞって」いう気分にさせてくれる重要な要素ですが、このX-H1の優しいシャッター音に慣れてしまうと、もう病みつきになりますよ。

 

カメラ内手ぶれ補正がいい

このおかげで、手ぶれ補正なしレンズも使いやすくなりますね。

X-H1-TEBURE

富士フイルムのミラーレスはカメラ内手ブレの搭載が他社より遅れていて、X-H1で初めて搭載(5段分)されました。その後はX-T4やX-S10にも手ブレ機能が搭載されています。
X-H1は後発のカメラより手ぶれ補正の性能は劣っているものの、手ぶれ補正のないレンズ、とくに56mmあたりの中望遠レンズを使うときは、カメラ内手ぶれ補正があれば、シャッター速度が稼げない暗い場所などでも被写体ブレを軽減させることが出来るので、これは無いよりあった方が絶対にいいですよ。

実際に使ってみても、手ぶれ補正のおかげで、X-T2ではいまいちシャープさが感じられなかったレンズも、X-H1と組み合わせなら、これは違うレンズなの?と思えたこともありました。
また、遅めのシャッター速度で撮ってもブレの発生を抑えられるので、ISO感度を低くしてより綺麗な写真を撮ることが出来るのも、ポイントですね、

 

ダイヤル操作が便利

やっぱりXシリーズといえば、直感的にわかるダイヤル操作が特徴ですね。

X-H1-DIAL

ここは一貫して変わらない部分で、見た目で設定がわかるダイヤル操作はこれからも変えてほしくない部分だと思っています。カメラっぽくて見た目もいいですしね。

ただ、いまの使い方はシャッター速度もISO感度もオートにしているので、なくても困らないかな。ときどきマニュアル設定で撮りたくなったときに使うかもしれませんけど・・・

いまは操作ボタン・ダイヤル設定コマンドダイヤル設定を下図のように設定しています。こんな設定にしているので、軍艦部のダイヤル操作が必要ないということなんですけどね。

X-H1-SOUSA-DIAL

 

液晶パネルが便利

X-Tシリーズと違う部分がこの液晶パネルです。

X-H1-PANEL

この液晶パネルには撮影に必要な情報が表示されますので、いまどんな設定になっているのかが直ぐに判断出来るのが便利です。
液晶パネルは電源を切っていても最小限の情報が常時表示されており、バッテリ残量、露出設定、撮影可能枚数がわかるので、気に入っています。
なんだか、液晶パネルがあると高級感がありますしね(笑)

ただ、最近になって気がついたのが、電源オンのまま待機モードになっているときと、電源オフのときの液晶パネルの表示が一緒なんですよね。
そのせいで、電源オフにするのを忘れてしまうことが多々あるので、オンオフの違いがわかるような設定が出来たらいいなと思いました。

まあ、電力消費は微々たるものかもしれませんが・・・
ちょっとした要望でした。

 

剛性感がハンパない

X-H1はボディの剛性が半端なく高いので、造りはガッシリしているのは触った感じでわかりますが、それに合わせて重さもプラスされてます。

X-H1-GOUSEIKAN

X-H1はマグネシウム合金の厚みをX-T2に比べ25%アップ。外装には、粒度を高めた塗料を採用しており、表面硬度は8H相当で擦り傷への耐性も優れているそうです。
その他にも防塵・防滴構造と-10℃の耐低温性能も備えていることも、X-T2と違うところですね。
マウント部分も取り付け構造を最適化していて、衝撃耐性も上がっているということなので、赤バッジが付いている大口径の重いレンズを取り付けても安心出来ると思います。

実際、X-T2からX-H1に替えたときに思ったのが、この剛性感と重さでした。
X-H1を初めて手にしたときに、X-T2はなんかおもちゃのように感じてしまうくらい違いがありましたね。

まあ、重たいのは重たいけど、剛性感があって、造りが良いのが見た目でわかるので、気にいっているところでもありますし。
せっかくの趣味、高級感のあるカメラを持って所有感も満たされたいですし。

良いカメラを持っていても、良い写真が撮れる訳じゃないですけど(苦笑)

 

グリップが深くて持ちやすい

X-H1は見ての通りグリップが深いんですよね。

X-H1-GRIP

このグリップのおかげで、手に余計な力が入らないこともあり、X-H1の重さがそれほど気にならなくなっている効果はあると思います。あと、しっかりと持てるということは、撮影時にカメラを安定して持つことが出来るので、手ぶれ軽減にも効果がありますね。

当然、グリップが持ちやすければ、大きなレンズを装着しても右手にかかる負担が軽減されるので、より撮影に集中出来るんじゃないかな。

 

ここが残念

X-H1だって良いところばかりじゃないので、ここからは残念なところを2つほど挙げてみました。

バッテリの持ちが悪い

写真を撮って、モニタで撮った写真を見たり、設定を変更したりすると、200枚も撮れないような感じです。
X-T2と比べるとバッテリーの持ちがとっても悪いので、一日撮影するなら予備バッテリは最低2個あった方が良い感じですね。

いまさら無理だけど、同じ大きさで大容量のバッテリが発売されるといいな。

 

ボディが大きい

大きいのも悪くはないけど、もう少し小さければ良かったのにね。

X-H1-OOKISA

X-H1は最近のAPS-Cやフルサイズのミラーレスと比較しても大きい部類に入ると思います。ちょっと分かりにくいかもしれないけど、手元にX-T2がないのでiPhone13と比べてみました。これだとそれほど大きく感じないかな?たぶん、X-T2はX-H1より一回り小さい感じです。

大口径レンズとのバランスはこれくらいの大きさがあった方がよいかもしれませんが、持ち歩くならX-T2くらいの大きさの方が良かったんですけどね。X-H2のボディは小さくなっているので、開発当時の技術力とか理由はあったのかも知れないですね。

残念なところと言いましたが、他のカメラと比べなければ、これくらいの大きさがあった方が使いやすいかもしれません。

 

作例

JPEG撮って出しの写真を載せています。

X-H1-ISHIKARIFUTOU

VELVIA/カラー +2/シャープ +1/ISO 400/露出 0EV/SS 1/26s

X-H1-UTONAI-MAGAN

VELVIA/カラー +2/シャープ +1/ISO 2000/露出 +0.67EV/SS 1/100s

X-H1-SAKURA-7ART55MM

VELVIA/カラー +2/シャープ +1/ISO 200/露出 +2.33EV

X-H2-MUSUKARI

PROVIA/カラー +3/シャープ +1/ISO 200/露出 +0.67EV

X-H1-SAKUREI1

PROVIA/カラー +3/シャープ +1/ISO 500/露出 -1.67EV

 

まとめ

X-H1を使用してみて、気に入っているところ、残念なところをまとめてみました。
色々と好きなことを書きましたが、なんだかんだX-H1は気に入っています。最新のカメラは気にはなりますが、いまはブログなどで写真を公開していることが多いので、あまり高機能・高画素なカメラは必要ありません。
結局、画像を縮小してしまうので、高画素のカメラは勿体ないですしね。

そんな訳で、しばらくはX-H1を使い倒して見ようかと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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