【いまさらレビュー】α7R IIからEOS Rへ乗り換えた3つの理由|中古価格・3000万画素・色作りの魅力

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はじめに

私がいちばん長く使ったキヤノン機は、EOS 5D Mark IIです。たまに過去写真を見返すことがありますが、これいいなあって思うのは、大抵は5D2で撮った写真だったりします。
カメラ好きが加速したのは、5D2のおかげかもしれません。

その後、軽さに惹かれ、色に恋して富士フイルム Xマウントに切り替え。
そして、フルサイズミラーレスの波に飲まれ、ソニー Eマウントのα7S、α7R IIに完全移行しました。

時代の流れから、αシリーズは一度使ってみたいと思っていたので、最初は本当に楽しかったんです。

小さいボディにフルサイズ。
高画素。
シャープな描写。

しばらくは、満足なカメラライフを送っていました。

でも、どこかで、ずっと思っていたんです。
「なんか、ちょっと違うな」と。
写りはいい。
解像感も申し分ない。
でも、何か物足りないような、言葉で表現するのが難しい感覚のモヤモヤ感がありました。

そして、2025年。
ふとしたきっかけで、デジ一眼レフが急に欲しくなりEOS 6Dを衝動買い。同時に広角ズーム EF16-35mm F2.8L USMも手に入れました。

久しぶりのキヤノンのカメラと古いながらも赤帯のLレンズ。光学ファインダーのカメラを”ほんの少しだけ楽しめたらいいな”くらいの気持ちでした。

最初は普通に”スタンダード”や”風景”の設定で撮っていました。
「やっぱりキヤノンはちょっと色が派手だよね」
そんな感想を抱きつつ、懐かしさを味わっていました。

ところが、ピクチャースタイルエディッターで自分好みの色を作成出来ることを知り、試行錯誤しながら作ってみたんです。

EOS 6D-海

その結果、
「あ、これこれ。」

キヤノン風というより、渋めでドラマチックな色合いは、まさに自分のイメージ通りの色。
その瞬間、何かがカチッとはまりました。

6Dを手に入れて、ピクチャースタイルにハマり、そして、ミラーレスでも同じ色合いの写真を撮りたい気持ちが日に日に大きくなってきました。
そして今、手元にはEOS R

散々あちこち寄り道しましたが、どうやら私はキヤノンが好きらしいです。

α7R IIとEOS Rを比較|数字では説明できない違い

α7R IIは今でも名機です。

約4240万画素。
高解像。
コンパクト。

風景撮影では木の葉1枚まで写ります。
トリミングも余裕。

でも、皆さんもこう思ったことはありませんか?

ファイルサイズが大きい(RAWファイルは約43MB/枚)、ディスク容量は圧迫する、RAW現像をするときはデータが重い、大きくプリントすることはほとんどない。

「ここまで必要だっけ?」

3000万画素のEOS Rに変えたとき、一枚あたりのファイルサイズ CR3形式で約25MB前後/枚とサイズが軽くなりました。

これで十分、というより
ちょうどいいサイズです。

タカマル
タカマル

用途によって、高画素が仇となり負担になってしまうこともありますね

基本スペック比較(主な仕様)

EOS RとR6、光学ファインダーの5D IV、そしてSONY α7R IIIのスペックから、画素数・重量・AF性能のバランスを見てみましょう。

項目 EOS R EOS R6 EOS 5D IV SONY α7R III
発売年 2018 2020 2016 2017
有効画素数 約3030万 約2010万 約3040万 約4240万
センサー フルサイズ フルサイズ フルサイズ フルサイズ
画像処理エンジン DIGIC 8 DIGIC X DIGIC 6+ BIONZ X
AF方式 デュアルピクセル
CMOS AF
デュアルピクセル
CMOS AF II
61点位相差AF 399位相
+425コントラスト
連写性能 約8コマ/秒 約12コマ(メカ)
20コマ(電子)
約7コマ/秒 約10コマ/秒
常用ISO 100–40000 100–102400 100–32000 100–32000
ボディ内手ブレ補正 なし 5軸IBIS なし 5軸IBIS
ファインダー EVF 約369万ドット EVF 約369万ドット 光学ファインダー EVF 約368万ドット
背面モニター バリアングル バリアングル 固定 チルト
動画性能 4K/30p(クロップ) 4K/60p 4K/30p 4K/30p
カードスロット SD×1 SD×2 CF/SD SD×2
バッテリー持ち 約370枚 約510枚 約900枚 約530枚
重量(約) 660g 680g 800g 657g
マウント RF RF EF E

 

センサーゴミ問題|些細なことだけど、心が削られる

α7R IIでいちばん気を遣ったのは、センサーゴミ問題でした。

レンズ交換のたびに
「ゴミの付着は大丈夫かな」と思う。

それでも、レンズ交換はしないといけないので、マイルーティンを決めました。
① ブロアー常備。
② 帰宅後は拡大チェック。
③ たまに、黒点発見で軽く落ち込む。
④ センサークリーニングキットを使用して、傷が付かないように慎重に清掃

「センサーが汚れたら清掃したらいいさ」

なんて軽く考えていましたけど、これが続くと、地味に撮影のテンションが下がるんですよね。

タカマル
タカマル

気にしないようにと思いながらも、やっぱり気になります

EOS Rはというと、電源オフでシャッター幕が閉じる。

たったそれだけ。

センサーゴミは超音波でゴミを落とす機能がついているし、デジ一眼レフの頃から、ゴミ問題はあまり気にしたことがなかったので、過度に神経質にならなくても、レンズ交換が出来る=撮影に集中できる。これがあるおかげで、レンズ交換の心配事がなくなりました。

皆さんはいま、センサーゴミを気にせずにレンズ交換が出来ていますか?

EOS R-シャッター幕

5D Mark IVの魅力は本物|だからこそ迷う

ここは正直に書きます。

5D Mark IV、一度は使ってみたいです。

キヤノンで最後と思われる光学ファインダーのデジタル一眼レフ機。
電源を入れなくても覗ける世界。
ミラーがあるカメラのシャッター音と感触。

ミラーレス全盛ですが、「写真を撮っている」という実感は光学ファインダーならでは。

私の中には、いまだに“いつか5D4を使ってみたい”という気持ちがどこかにあります。

でも、同時にこうも思います。

サイレントシャッターは?
瞳AFは?
露出プレビューは?

ミラーレスとEVFに慣れてしまうと、5D4を購入するには少し勇気がいる。

5D4は完成された一眼レフ。
EOS Rは、未来に足をかけたミラーレス。

どちらも正しい。

でも今、価格と機能のバランスを見ると、EOS Rの存在はかなり魅力的です。

5D4を使っている人も、一度はEOS Rを触ってみてほしい。

「え、意外といいじゃん」と小さくつぶやくかもしれません。

EOS Rの中古価格|現実的な誘惑

EOS Rは今、中古でかなり手頃な価格に近づいてきました。

タカマル
タカマル

ひと昔前と比べたら、まだ高いですけどね

しかも、6Dと同じバッテリー。

地味に嬉しい。
いや、かなり嬉しい。

R6やR6 Mark IIも検討しました。

性能は圧倒的。
AFも速い。
手ブレ補正もある。

でも、価格は約1.5〜2倍なので、その差額で欲しかった単焦点が買える。

ボディを最強にするか。
レンズを充実させるか。

私は後者を選びました。

EFレンズの資産|マウントアダプター経由で使える安心感

RFレンズは高価です。

でも、EFレンズは歴史が長く、豊富な資産が揃っている。
中古数も多いし、名玉もたくさんある。

α7R IIでもMC-11経由で使ってみましたが、正直なところ完璧ではない。

話は逸れますけど・・・こんなこと思ったりしませんか?

「ソニーのカメラにキヤノンのレンズ…なんだか違和感があって落ち着かない。」

EOS Rなら、純正アダプターで普通に使えます。

この“しっくり感”は、地味に大事です。

タカマル
タカマル

実は、まだRFレンズは一本も購入していないんです

ピクチャースタイル|これがあるから購入を決めた

RAW現像すればいい。

その通りです。

でも私は、Macの前でうなっている時間より、外でシャッターを切りたい。EOS Rは、自分好みのピクチャースタイルで撮れば、基本的に撮って出しで出しで完成です。

この“完結感”がたまらない。

写真って、もっとシンプルでいいんじゃないか。そう思わせてくれました。

EOS Rサンプル

ここがいい|細かいけど好きなところ

ストラップ取り付け部の造形 初代RF機らしい本気度

EOS R-ストラップ金具

普通ならストラップ用の金具を取り付けましたって感じですが、EOS Rはここも妥協せずに精巧に作り上げています。初代RF機の本気度が伺えますね。

不評なマルチファンクションバー 私は色温度を割り当てました

この”マルチファンクションバー”ってEOS Rだけで、それ以降の機種にはありません。
まあ、あまり良いことを書いている記事を見たことがなかったので、多分、”挑戦してみたけど、失敗だった”と考えるのが正解かもしれません。
そういえば、MacBook Proでも”Touch Bar”ってありましたが、あれもいまは搭載されていないし、便利なようですが、”使ってみたら、そうでもなかった”ってことになるのかもしれませんね。

でも・・・
無理矢理感はありますが、ここに色温度を割り当ててみました。

EOS R-マルチファンクションバー

EOS R-マルチファンクションキー

これが、意外と便利。
EVFを覗きながら、リアルタイムに色温度の変化を確認出来るので、むしろマルチファンクションバーがあってよかったと思っています。

C1-C3を使う 好みの設定を呼び出せるのが便利

最近まで「Av(絞り優先AE)」モードに設定して使っていました。
ただ、電源を切る前の設定が保持されるので、困ることがあるんですよね。
例えば、次に電源を入れたときに露出や絞りがそのままなので、忘れてそのまま撮影してしまい、あとで気がついて後悔したりすることも。

そんな失敗をしないように、C1-C3に風景用、スナップ用、オールドレンズ用と設定を保存するようにしました。

電源を入れ直すたびに、同じ設定を呼び出せるので、とても便利ですよ。

背面液晶を閉じて持ち歩く。

フィルム気分で撮影。家に帰って初めて写真を見るなんて遊びココロもあってもいいかな?
持ち歩くときに、背面液晶を閉じておくと、傷つき防止にもなるのがいいですね。

EOS R-背面液晶パネル

ちょっとした“遊び”があると、カメラはぐっと愛着が湧きます。

ここがダメ|妥協が必要かも

EF100mm F2.8L マクロ IS USMで異音

なぜかAF作動中にカタカタ音がします。組み合わせの問題なのか、これでも正常なのかわかりません。別問題でレンズの修理をしたので、レンズの故障ではないみたいです。

それぞれの動画でAF動作音を確認してみてください

EOS Rで使うとAF作動時にカタカタ音がします

EOS 6Dで使うとAF作動音はしません

参考 他のレンズをEOS Rに取り付けてみた

気にしだしたら止まらないので、こんなもんだって思って使いますが、このレンズを使う場合はカタカタ音がする可能性があることを頭の片隅に入れておくと良いと思います。

シャッター音をカッコよくする

初期設定では「LVソフト撮影」はデフォルトが”モード1″になっていて、シャッター音の締まりがない感じです。これでは撮影意欲が湧きません。

気になる方は、この設定を”しない”にしましょう。
”しない”にすることで、シャッター音に締まりが出て、撮影意欲も湧いてくるでしょう

モード 1 ([しない]設定時に比べ)作動音を抑えた撮影を行うことができます。連続撮影を行うこともできます。
モード 2 シャッターボタンを全押しすると 1 枚だけ撮影し、全押しを続けている間、カメラの作動を停止します。半押し状態に戻したときにカメラが作動するため、撮影する瞬間の音を抑えることができます。なお、連続撮影に設定していても 1 枚撮影になります。
しない TS-Eレンズを使用してシフトやティルトを行うときや、エクステンションチューブを使用するときは、必ず[しない]に設定してください。[モード1][モード2]に設定すると、標準露出にならなかったり、露出ムラが発生することがあります。

EOS R-LVシフト撮影モード

じつはもう一つ問題の解消が出来ます。
高速シャッター域のときにボケ欠けが発生する問題が、解消出来るんです。
これはLV1モードでは先幕電子シャッター、後幕メカシャッターの設定になっていて、この先幕電子シャッターのせいで、高速シャッター域ではボケ欠けが発生するようです。
”しない”に設定することで、先幕は電子→メカ シャッターなるので、ボケ欠けにならないというわけです。

是非、試してみてください。

もちろん完璧ではない|それでも愛着が湧く

ボディ内手ブレ補正なし。
AFは最新機に及ばない。
少し大きい。

でも、それを含めても、価格とのバランスが絶妙。
完璧じゃないけど、妙に愛着が湧く。

EOS Rは、そんなカメラです。

まとめ|EOS Rは終着点ではない。でも楽しい

EOS Rは、最新ではありません。
でも今、価格・画素数・色作りのバランスがちょうどいい。私はこのカメラで、もう一度写真を楽しめるようになりました。

そして正直に言うと──

次はEOS R6かR6 Mark IIを狙っています。

動きものにも挑戦したい。
スポーツも撮ってみたい。

EOS Rで“写真の感覚”を取り戻し、次はスピードの世界へ。

そう考えると、EOS Rは通過点かもしれません。
でも、最高に楽しい通過点です。

あなたは今、スペックで選びますか?
それとも、撮影体験で選びますか?

もし少しでも心が揺れたなら。
もしかすると、もう答えは出ているのかもしれません。

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