【カメラ遍歴 3】キヤノン EOS 10D

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eos10d-1

今回はキヤノン EOS 10Dのについて書いてます。

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2003年3月 EOS 10D購入

オリンパスのカメラで2年間。カメラ歴3年目にして、とうとうデジ一眼の仲間入りです。

この一年前にEOS D60が発売されましたが、この時はまだ時期尚早と見送り。2003年にEOS 10Dが2003年3月に発売され、とうとうカメラ熱の勢いで購入してしまいました。そして・・・

タカマル
タカマル

沢山のお金が飛んでいきました(涙)

 

EOS 10Dを購入するにあたって、じつはEOS D30の中古にするか迷ってました。少しでも安く済ませたかったという理由もありましたが、憧れていたEOS D30が気になっていたことも一つの理由です。
結局、デジタルカメラは新しい機種の方が「写り、機能、性能が良いはず」となり、購入は断念しましたけど、モヤモヤ感はずーっと残っていました。

タカマル
タカマル

後日、EOS D30の記事を書く予定です

同時期にニコンからD100が対抗馬として発売していて、こちらも候補にしていましたが、結局はJPEG撮って出しが派手で綺麗に思えたEOS 10Dを選択しました。
ニコンを選んでいたら、また違った歩み方をしていたかも知れません。

 

主な仕様

  • 有効画素数:630万画素
  • 撮影素子 :CMOS APS-C
  • 測距点.   :7点
  • ISO感度  :100〜1600(標準)
  • 記録媒体 :CFカード(Type I、II準拠)

これでも、当時は高いスペックでした。
画質については、EOS 10Dからは映像エンジン「DIGIC」を搭載し、高精細・高画質・自然な色あいで撮れるようになりました。
EOS D60は使ったことがなかったんですが、あちこちのサイトにアップされていた画像をみると、EOS D60はこってりとした色合いで、EOS 10Dはあっさりした色合いのような感じでしたね。

 

最初に揃えたレンズは4本

広角用   シグマ  17-35mm F2.8-4 EX
標準用   キヤノン EF24-85 F3.5-4.5 USM
望遠用   キヤノン EF70-200L F4 USM
マクロ用  タムロン SP AF90mm F/2.8

やっぱりレンズが一本だと楽しめないだろうということで、新品&中古で探して一挙に4本を揃えました。なんせ、いままでフィルムの一眼レフすら持っていなかったので、カメラ本体に加えて、さらに大金が飛んでいきました(涙涙)

 

レンスを取り替えて撮るのが楽しい

購入当初はマクロ撮影が楽しくて、何か被写体を見つけては接写して撮影してました。
とにかく花や雑貨を撮ったりしていましたね。あらためて当時の写真ライブラリーを見てみたんですが、花や雑貨の写真がビックリするほど沢山保存されていました。
そう言えば、タムロンのマクロレンズは神レンズとも言われていて、とにかく写りが良かったんですが、手ぶれ補正はないし、ピントも浅かったので、下手っぴの自分はピンボケ写真を量産したなぁって、これを書きながら思い出してしまいました^^;

マクロレンズ以外でよく使ったレンズはEF24-85mmでした。Lレンズではなかったものの写りが良く、USMのおかげでAFもすばやく静かで使いやすいレンズでした。 ただ、このレンズをEOS 10Dで使用すると換算で約38-136mmなので、広角側が弱かったのが残念なところでした。
まあ、考えてみればフィルムカメラ時代のレンズですから、こればかりは仕方ないですね。

望遠は当時、EF70-200 F2.8L IS USMが欲しかったんですが、さすがに高くて買えませんでした。妥協してLレンズのF4 手ぶれ補正無しにしましたが、さすが白レンズらしく良く写るレンズでした。
キヤノンのAPS-Cは換算1.6倍なので、このレンズを使うと望遠域は320mmになります。320mmって、今まで使ってたオリンパス E-10の2倍以上です。遠くのものが大きく見えるのが嬉しくてね、被写体を探しては望遠域MAXで撮っていました。

あの頃のワクワク感。懐かしいなあ。

とにかくオリンパスE-10から比べて、飛躍的に機動力がアップしたので、写真を撮ることがさらに楽しくなってきた頃でした。

 

撮影するときは制約や手間が多い頃でした

性能もアップしてきたとはいえ、ノイズ対策はまだまだ発展途上でした。
ISO感度を上げても使えるのは400迄。ISO感度は800で暗部にノイズが見られ、1600では急激にノイズが増えてきましたので、暗くなってきたら三脚は必須でした。

撮影記録用のCFカードはまだ値段が高く、容量が128MBだとでRAWで撮影すると保存可能枚数14枚とほとんど撮れなかったので、必然とJPEGオンリーで撮ってました。
なんせ、当時のCFカードは128MB(ギガじゃないよ)4倍速で5千円弱でしたので、おいそれと容量の多いCFカードを買うなんて出来なかったしね。
仕様ではRAW+JPEG ラージ/ファインで当時128MBで14枚、JPEGだけなら50枚
だったので、必然とJPEGオンリーになるのも仕方なかったですね。

これではEOS 10Dだけじゃないですけど、この時期のデジ一眼はダスト機能がついていなかったので、とにかく撮影素子にゴミが付着することでした。レンズ交換する度にゴミ混入のリスクがあり、定期的に撮影素子を清掃しなければならなかったのが大変でした。清掃キットを購入して自分で清掃するんですが、なかなかゴミが取れなくて、一生懸命清掃したのに、さらに悪化させてしまうこともありました。
この後に購入したカメラも同じく、一番苦労した点だった気がします。

いまでも撮影素子のゴミ問題はゼロではないものの、振動でゴミを撮るダスト機能がついているカメラが多くなってきたので、ゴミのことは気にすることは少なくなりましたね。

 

作例

過去に撮った写真を7点ピックアップしてみました。
どれも縮小以外は無加工のJPEG撮って出しの写真になっていますが、何にも言わなければ、いまのカメラと遜色ない感じがします。階調が滑らかに見えるのは、画素数が小さくてピッチに余裕があるのからなのでしょうか? 撮影状況によっては昔のデジ一眼の方が画質が良かったりするのかもしれませんね。
EOS 10D ちょっと惚れ直しました。

canon eos10d-1

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canon eos10d-4

canon eos10d-5

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2003年を振り返る

カメラ関連

  • キヤノン
    普及価格のEOS Kiss Digitalを発売(9月)630万画素 / 約12万円
  • オリンパス
    フォーサーズシステム」を採用する最初初のデジタル一眼レフ
    Olympus E-1を発売(10月)500万画素 / 約23万円
  • ニコン
    自社開発のイメージセンサー「LBCAST」を採用
    Nikon D2Hを発売(11月)410万画素 / 49万円

2003年はまだ630万画素が主流でした。オリンパスがフォーサーズシステム(センサーサイズが4/3インチ)を提唱。パナソニック、シグマなどのメーカーが賛同し、同じマントシステムのカメラを発売しています。
ニコンD2Hは高感度ノイズの醜さや故障が多いなどと酷評され、ニコンの黒歴史とも言われていましたね。個人的には同じようなタイプのEOS-1D 初代よりは、造りも性能も良いと思うんですが、発売時期と独自のLBCASTが市場にマッチしていなかったのかもしれません。気になるカメラでしたが、ちょっと残念でした。

コンピュータ関連

  • インテル
    32ビットCPU。モバイルパソコンに特化したプロセッサ
    Pentium Mを発売(3月)
  • Apple
    PowerPC G5 (PowerPC 970) を搭載した世界初の64ビットパソコン
    Power Mac G5を発表(8月)
  • AMD
    AMD64を搭載したプロセッサ
    Athron64を発表(9月)
  • マイクロソフト
    Windows Server 2003をリリース(6月)
  • Apple
    Mac OS X10.3 “Panther” リリース(10月)

携帯・インターネット

  • 携帯電話のカメラはついにメガピクセル級にまで進化
    年末商戦では2メガピクセルのモデルが発売された。
  • ブロードバンド契約数が1,000万を超え
  • 著作権侵害でWinnyユーザー2名逮捕、作者宅へも家宅捜索
  • 接続しているだけで感染”するBlasterウイルスが流行した

 

まとめ

主力として4年ちょっと活躍してくれました。

購入後、2007年3月まで4年ちょっとメインで活躍してくれました。この後にEOS-1D MarkⅡを購入したので、それからは防湿庫で眠っていることが多くなり、ほぼ引退状態になってしまいました。

実は、このカメラだけはいまも手元にあります。最初に買ったデジ一眼で、思い入れがあるカメラということもありますが、下取りの機会を失ったのが一番の理由だったりします^^;

次回はキヤノン EOS-1D MarkⅡの想い出を書きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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