【カメラ遍歴12】FUJIFILM X100S

記事内に広告が含まれています。

FUJIFILM X100S

X100Sはクラシックカメラを彷彿させるような個性的なデザインダイヤルを主体としたアナログな操作性、コンパクト高級デジタルカメラです。

X100Sは2013年2月に発売、価格は約13万円だったと思います。撮影素子はAPS-C、有効画素数 1,630万画素のX-Trans CMOSⅡセンサー。レンズは専用設計のフジノン23mm F2レンズを搭載。ファインダーはX-PRO1と同じOVFとEVFのハイブリットファインダーでEVFは高精細236万ドット有機EL電子ビューファインダーを搭載。表示タイムラグは0.005秒、最大0.5倍の表示倍率世界最速0.08秒の高速AF、起動時間0.5秒、シャッタータイムラグ0.01秒とX-PRO1とX-T1のいいとこ取りのカメラとも言えます。

X100Sは当初、シルバーモデルしかありませんでしたが、1年後の2014年2月にFUJIFILM X100S ブラック リミテッドエディション」を限定国内1,000セット 約14万円で発売しています。この黒が格好良かったんですよねぇ

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

X100S購入

発売から3年後の2016年12月に地元の中古カメラ店でX100Sを購入しました。当時の控えがないのですが4万円前後だったと思います。この頃はX-PRO1X-T1の2台体制でしたが、ちょっと出掛ける時は少しカメラが大きいなと感じていたので、コンパクトなカメラが欲しいなと思っていました。もちろんX100S、そしてリコーGRが候補に上がりました。
そんな事を考えていたときに、偶然にもちょっとした手術をすることになり、保険の給付金が入入りました。その給付金でX100Sを手に入れることが出来たんです(苦笑)
そしていまX100Sの中古価格は11万円前後(2025年1月時点)で売られていますから、かなり格安で購入出来てたんですね。

タカマル
タカマル

というか、いまの中古品価格がどうかしていますよね

FUJIFILM X100S-外観

当時のブログをみたら、本当はX100Tが欲しかったみたいです(笑)

中古のX100S
タイミング良く値段も程度も良いX100Sが手に入りました。
「T」は高いので「S」で我慢ガマン。シルバーだったので少しためらいましたが、手にすればシルバーもいいもんですね。買わず嫌いだったのかも!?
カバンに入れて持ち歩けるX100系が欲しかったので、これからいつでも・・・
そんなに撮る暇ないか^^;

 

主な仕様

X100Sはレンズ一体型のコンパクトカメラです。発売はX-PRO1とX-T1の間のため、いいとこ取りのような仕様になっているのが特徴です。ただ、画像処理エンジンがX-T1と同じにもかかわらず、フィルムシミュレーションにクラシッククロームが搭載してもらえなかったことが残念でした。商品の戦略上しかたがないことですね。

FUJIFILM X100S-仕様

 

 

ハイブリットファインダー

X100SX-PRO1と同じくOVFとEVFを切り替えて使えるハイブリットファインダーです。やっぱりカメラはファインダーで実像を見て撮りたいって思うんですよね。
と言っておきながら、なんだかんだEVFの方が使いやすかったんですよね。という訳でOVFはほとんど使わずに、ほぼEVFを使用してました(汗)

 

 

スナップのお供に

気軽にカバンに入れて持ち歩いて、撮りたい時にさっと撮影するためにX100Sを購入しました。実際、出掛ける時や通勤カバンにも入れて持ち歩きました。コンパクトカメラとしてはちょっと大きめですが、出っ張りが少ないので、カバンに入れてもそれほど邪魔にはならないですしね。サクッと撮っても綺麗に写るし、ほんとスナップに最適なカメラです。

FUJIFILM X100S-スナップ1

ASTIA / F8

X-PRO1と大きさを比較した写真です。
X-PRO1が大きいのかX100Sが小さいのか、どっちだと思いますか?
あっ、RICHO GRと比べないでくださいね^^;

FUJIFILM X100SとXPRO1の大きさ比較

 

 

絞り開放は柔らかな写り

X100Sに使われているf=23mmのフジノンレンズは35mm判換算で35mm相当のレンズです。このレンズ、絞り開放 F2 ではほわっとした柔らかな写りになるのが特徴のレンズです。絞り開放からキリッとした写りが好みの方は厳しいですが、これもレンズの味と考えれば、面白いレンズじゃないかと思いますよ。ちなみに自分はこのほわっとした写りがお気に入りです。

FUJIFILM X100S-絞り開放で撮ったコスモス

PROVIA / F2

 

 

マクロ

マクロモードは最短撮影距離は約10cmなので、料理とかの撮影はお手の物です。これは絞り開放 F2 で撮ったので、少しほわっとした緩めの写真ですね。キリッとシャープに撮りたい時はF2.8くらいにして撮ってみると良いと思います。

FUJIFILM X100S-絞り開放で撮ったパンケーキ

Velvia カラー -2 / F2

 

 

高感度ノイズ

高感度性能はX-T1と同じX-Trans CMOSⅡセンサーを搭載しておりますので、ノイズを完全に消さないようなノイズ処理をしており、フィルムの粒状感に近い雰囲気を生み出しています。

この写真はISO3200で撮影しています。空の部分を拡大してみればわかりますが、どちらかというと綺麗な感じではなく、粒子感のある夜空になっています。ノイズで醜いという感じではなく、粒子感があることで、逆にリアル感が伝ってくるような感じで撮れているんじゃないかなと思います。

FUJIFILM X100S-高感度ノイズ

PROVIA / F2 / ISO 3200

下は色温度やコントラスト、露出を変えてRAW現像した写真です。
随分と雰囲気が変わりました。

FUJIFILM X100S-高感度ノイズ

 

 

作例

サンプル7枚の写真をご覧になってください。
作例のためリサイズのみでJPEG撮って出しです。

また、姉妹サイトでは、作例28枚をスライドショーにしています。
是非、ご覧になってください。
https://photo.bonpon424.com/entry/fujifilm-x100s

これは東京に旅行に行ったときに撮った写真です。フィルムシミュレーションは少し渋めのPRO Neg.Hiを選んで撮っています。
こういう場所は何を撮っても素敵に見えるのは自分だけかな?

FUJIFILM X100S-スナップ2

PRO Neg.Hi / F5.6

 

一度行ってみたかった「Blue Bottle Coffee」での一枚。コーヒーの美味しさ目当てというより、お店の雰囲気やロゴが可愛くてね。

FUJIFILM X100S-スナップ2

PRO Neg.Hi / F2.8

 

洞爺湖のホテルから見た打ち上げ花火。高感度に強いので、花火撮影で露光時間を4秒にしてもノイズまみれにはなりませんでした。さすがX100Sです。
ちなみに、遠くに見えるのは羊蹄山(標高1,898m)です。富士山に似た美しい姿から「蝦夷富士(えぞふじ)」と呼ばれています。

FUJIFILM X100S-花火

PROVIA / F2.2 / 露光時間 4秒

 

雨の日に撮った葉っぱ。X100Sは防塵防滴仕様ではないので、傘を差しながら片手でシャッターを切って撮りました。カメラがコンパクトっていいもんですね。

FUJIFILM X100S-草葉

PRO Neg.Hi / F2

 

羽田空港での一枚。右端に写っている男性の人がちょっと・・・でも、作例なので、あえてトリミングしないで載せます(苦笑)

FUJIFILM X100S-羽田空港

PROVIA / F2 / ISO3200

 

海辺での一コマ。一体型レンズは35mm判換算で35mmなので準広角レンズとも言われています。画角28mmのレンズは被写体が小さくなり過ぎる場合があり、50mmでは画角が狭く感じることがあるので、35mmはちょうど使いやすい画角じゃないかと思います。

FUJIFILM X100S-海とカモメ

PROVIA / F2

 

北海道大学構内で撮った一枚。春は新緑の葉が緑色に輝き、秋はイチョウの葉が黄色く染まりとても綺麗です。どちらの季節も大好きな場所です。

FUJIFILM X100S-北大の樹木

PROVIA / F5.6

 

 

まとめ

X100SX100Fに買い換えるまで、約二年間(2018年12月迄)で2,825枚撮りました。このカメラではスナップはもちろんのこと、写りがとても良いので、スナップだけに留まらずに風景写真、夜景写真などジャンルにとらわれずに撮っていました。

X100S写真を楽しみたい人の心をくすぐるカメラいう表現が合うカメラでした。アナログ的な操作、クラシックカメラのようなデザイン、画質はフラッグシップと同等レベルと良い点ばかりが目立つようなカメラです。さすがに最新のモデルと比較すれば、さすがに劣る部分が多いと思いますが、いまでも十分に良いカメラだと思います。
ただ、最初にも書きましたが、いまX100Sの中古価格が高騰して11万円前後(2025年1月時点)で売られているようなので、さすがに手に入れるには躊躇してしまう値段ですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

スポンサーリンク

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました